郷さくら美術館で開催中の桜花賞展に行ってきました。
館内には満開の桜を描いた作品が並び、屋内にいながらお花見気分を味わえました。
第13回 桜花賞展の見どころ

若手日本画家に「桜」をテーマに制作を依頼したコンペ形式の展覧会です。出品作品はすべて収蔵され、毎年春に開催されてきました。
今回で第13回を迎えますが、この回をもって終了となるそうです。
館内にはさまざまな表現の桜作品が並び、同じテーマでも作家ごとの個性の違いを楽しめます。
看板やチラシに使用されている今回の大賞作品は、桜の向こう側に町の風景が描かれており、奥の景色へと自然に視線が引き込まれます。
展示の感想

中に入るとすぐに満開の桜を描いた作品が目に入り、思わず足を止めて見入ってしまうほどの迫力がありました。

日本地図には、それぞれの作品のモデルとなった桜の場所が示されており、どの地域の風景なのかを知りながら鑑賞できました。

目黒川の桜や、桜と月を組み合わせた作品は、一瞬の姿を切り取ったような表現で、そのはかなさや美しさが感じられました。


歴代の桜花賞展の大賞作品も展示されており、過去の作品と見比べながら楽しめます。

第1回「滝桜」に目を引かれ、第8回の「春麗」は、絹の透けるという特性を生かして書いているそうで、はっきり輪郭が見える花と透けている花の対比がとても魅力的でした。


2階・3階では第13回桜花賞展の作品が並び、その中でも特に印象に残った作品が3点ありました。

神奈川県相模原市の桜を描いた作品で、夕方のやわらかな光に包まれているような表現が感じられました。

パッチワークのような作品は、銀箔の硫化反応によって描かれているそうです。冬の落ち葉と桜の表現が新鮮で、他の作品とは少し違う魅力を感じました。

熊本県阿蘇の古民家カフェをモチーフにして書かれたそうです。ゆったりとした時間の流れを感じる、あたたかみのある作品でした。


休憩スペースには、画材や桜の作品が展示されていて、ひと息つきながら楽しめます。
館内は落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと作品を見ることができました。満開の桜を描いた作品が並び、天候に関係なくお花見気分を味わえるのも魅力です。
アクセス・所要時間・館内の様子
東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒駅」から徒歩約5分とアクセスしやすい立地です。
館内はコンパクトで回りやすく、所要時間は約1時間ほどでゆっくり鑑賞できます。
展示スペースには椅子や休憩できる場所もあり、落ち着いた雰囲気の中でゆっくり作品を楽しめます。混雑はそれほど多くなく、各階に数組ほどで静かに鑑賞できました。
写真撮影は可能で、エレベーターも設置されています。
■第13回 桜花賞展
【開催期間】2026年2月24日(火)~ 5月10日(日)
周辺スポット(目黒川)


美術館のあとに目黒川沿いを歩きました。
ソメイヨシノはすでに葉桜になっていましたが、郷さくら美術館から中里橋方面へ進むと、八重桜をいくつか見ることができました。
さくらまつりが終わると、このあたりでは八重桜の季節になるそうです。

中里橋に行くと、大きな煙突が見えました。清掃工場の煙突のようです。
町中に見えるのが不思議でしたが、見上げると青い空と煙突が重なり、まるで絵のような風景でした。思わず記念に撮りました。



ちょこっと休憩



美術館の近くにある「台湾水餃 LAOLEE」に立ち寄りました。美術館からも徒歩圏内で、鑑賞後の食事にも利用しやすい立地です。
店内では麻婆豆腐を注文している方が多く、待っている間にもスパイスの香りが強く、思わず目を細めるほどでした。
今回はおすすめの水餃子、とびこ炒飯、台湾まぜそばを注文しました。水餃子は生姜の風味がよく、もっちりとした食感でした。炒飯はしらすの旨みと、とびこのプチプチした食感が特徴で、シンプルながら他の料理とも相性が良さそうです。
台湾まぜそばは、細い麺に鶏ミンチと豚肉の肉味噌がよく絡み、美味しくいただきました。
基本情報
■郷さくら美術館について
現代日本画を専門とする美術館で、郡山・中目黒・NYに拠点があります。
昭和以降の作家の作品を中心に約1000点を収蔵し、大きな作品が多いのが特徴です。
一度訪れるとスタンプカードがもらえ、提示で入館料が100円割引になります。
スタンプを5つ集めるとオリジナルグッズがもらえます。
【住所】
東京都目黒区上目黒1丁目7−13
【最寄り駅】
・東急東横線/東京メトロ日比谷線
「中目黒駅」より徒歩約5分
【開館時間】
10:00〜17:00(最終入館 16:30)
【入館料】
一般 800円
大高生 300円
中学生以下 無料
まとめ
郷さくら美術館では、満開の桜の景色をゆっくり味わうことができます。館内には桜を描いた作品が並び、屋内にいながらお花見気分を楽しめるのも魅力です。
中目黒周辺の散策とあわせて訪れるのもおすすめです。
桜花賞展は今回で一区切りとなるそうなので、気になる方はぜひ訪れてみてください。
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