【横浜・弘明寺】花まつりと大岡川の桜散歩|横浜最古の寺を歩く

弘明寺 景色

横浜最古の寺として知られる弘明寺を訪れ、大岡川の桜とあわせて散歩してきました。
奈良時代に創建された歴史あるお寺では花まつりが行われており、花で彩られた境内や、賑やかな商店街の雰囲気が印象に残りました。

弘明寺の見どころや花まつりの様子、甘茶の体験、大岡川沿いの桜散歩の景色を紹介します。

弘明寺散策の見どころ

仁王門

弘明寺

江戸時代に再建され、2002年に改修された歴史ある門です。入口に掲げられた「瑞應山」の文字は、江戸時代の書家・佐々木玄竜によるものとされています。

門に近づくと金剛力士像が見え始め、その姿には思った以上の迫力がありました。実際に目にすると重厚感があり、境内に入る前から空気が少し引き締まるような感覚になりました。

弘明寺

門をくぐると、本堂へと続く階段が現れました。あらかじめ知らなかったこともあり、思ったよりも奥行きのある構造に少し驚きました。

身代地蔵菩薩

本堂へ向かう階段の途中にあり、体の悪いところと同じ場所をタオルやハンカチでさすり祈願することで、自身や家族の身体を癒してくれるとされています。

実際にお腹と頭をハンカチでさすってみました。後ろには2組ほど並んでいて、皆さんも短い時間で静かに祈願を済ませているようでした。

大師堂

力強い目をした弘法大師の像がありました。実際に見ると存在感があり、堂内の静けさと相まって少し引き込まれるような印象を受けました。

弘明寺

その横には、閻魔大王や奪衣婆(おばあさん)の姿も見られました。
以前、別のお寺で見た絵巻に、三途の川のほとりで奪衣婆が死者の衣服をはぎ取り、
懸衣翁(おじいさん)が木にかけ、そのしなり具合で罪の重さをはかる場面が描かれていたのを思い出しました。
印象に残っていた場面だったため、実際に像として目にできたことが特に心に残りました。

手水舎

弘明寺

フクロウや象のデザインが施された手水舎で、思わず目に留まるかわいらしさがありました。
ちょうど花まつりの時期だったこともあり、周囲は花で彩られ、華やかな雰囲気でした。

本堂

弘明寺

本堂は1044年に光慧上人というお坊さんによって建てられ、現在の建物は江戸時代の1766年に再建されたものとされています。

中はやや暗く仏像の表情までははっきり見えませんでしたが、お経が響く静かな空間で、自然と気持ちが落ち着くような雰囲気でした。

梵鐘と鐘楼堂

梵鐘は江戸時代の1798年に作り直されたもので、銅でできた日本の伝統的な鐘です。江戸・神田の職人によって作られ、川崎大師の鐘と同じ人物の作品といわれています。

横浜市指定有形文化財の看板は少し奥にあり、気づきにくい場所にありました。そのためか、鐘をじっくり見ている人はあまりおらず、落ち着いてゆっくり見ることができました。

七ツ石

弘明寺

この石は、善無畏三蔵法師という僧がこの地を霊的な場所と感じ、祈りを込めて結界を張ったと伝えられています。

特に詳しい説明は見当たりませんでしたが、石の中央に立ち、願い事をしながら7つの石に順番に触れている方の姿も見られました。

花まつりと甘茶

弘明寺

4月8日はお釈迦さまの誕生日ということで、境内は花で彩られ、華やかな雰囲気に包まれていました。訪れた人たちが甘茶をかけて誕生を祝っている様子が印象的でした。

この日は「九頭の龍が甘い雨(甘露)を降らせた」という伝承があり、また生まれてすぐに七歩歩き「天上天下唯我独尊」(誰もが尊い存在である)と語ったと伝えられています。

弘明寺

甘茶もふるまわれており、初めていただきましたが、砂糖をたくさん入れたような甘さで驚きました。
お茶を注いでいる方に伺うと、天然の植物から出る自然な甘みとのことでした。

常連の方の中にはペットボトルを持参して持ち帰っている人もいて、楽しみにしている様子が伝わってきました。

大岡川の桜

大岡川

弘明寺から井土ヶ谷方面へ、大岡川沿いを歩きながら桜を見ました。
川沿いには多くの方がお花見を楽しんでおり、にぎやかな雰囲気でした。

すでに葉桜になっている木もありましたが、川には花びらが流れ、春らしい景色が続いていました。

大岡川

井土ヶ谷橋手前の桜はトンネルのように続いていて、歩いていると桜に包まれるような感覚があり、とても心に残る景色でした。

大岡川

川の中には魚の姿も見られ、ゆっくりと泳ぐ様子が桜の景色と合わさって、どこか穏やかな時間が流れているように感じました。

ちょこっと休憩

いなせ寿司

弘明寺かんのん通り商店街を通り、いなせ寿司に立ち寄りました。
13時半頃に到着すると行列ができており、外で約20分待機したのち、名前を呼ばれて店内でさらに10〜15分ほど待ってから席に着きました。

店内では昭和の音楽が流れ、注文が入ってから職人の方が握ってくださいます。
多くの方がランチにぎりやランチちらしを注文されていました。

今回ランチにぎりのほか、金目鯛とかんぱちもいただきました。
一口目に食べた赤身の巻物が想像以上においしく、次に何を食べるか迷うほどでした。
ランチにぎりはあら汁付きで990円と、価格・味・ボリュームともに満足度が高い内容でした。
食べ終えた方の満足そうな様子や「うますぎる」という声にも納得しました。

お店情報
いなせ寿司弘明寺店

※支払いは現金のみです

基本情報

弘明寺

【住所】神奈川県横浜市南区弘明寺町267

【最寄り駅】
・京急本線「弘明寺駅」から徒歩約5分
・横浜市営地下鉄ブルーライン「弘明寺駅」から徒歩約5分

【拝観料】無料

【所要時間】約30〜40分

まとめ

弘明寺では、歴史ある建物や仏像だけでなく、花まつりの華やかな雰囲気や、地域の方々が静かにお参りしている様子も印象に残りました。実際に歩いてみると、観光地らしさと普段の暮らしの空気が自然に混ざり合っているように感じました。

その後に歩いた大岡川沿いでは、桜の花びらが川を流れる春らしい景色を見ることができ、井土ヶ谷橋付近の桜並木も心に残る風景でした。

季節を感じながらゆっくり散歩したい方には、弘明寺から大岡川周辺の散策コースはおすすめです。


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