横浜最古の寺として知られる弘明寺を訪れ、大岡川の桜とあわせて散歩してきました。
奈良時代に創建された歴史あるお寺で行われていた花まつりと、賑やかな商店街の雰囲気が印象に残りました。
弘明寺の見どころ
仁王門

江戸時代に再建された門で、2002年に改修されています。
入口に掲げられている「瑞應山」の文字は、江戸時代の書家・佐々木玄竜によるものだそうです。

門をくぐると、本堂へと続く階段があります。
身代地蔵菩薩

本堂へ向かう階段の途中にあり、体の悪いところと同じ場所をタオルやハンカチでさすり祈願することで、自身や家族の身体を癒してくれるとされています。
大師堂

力強い目をした弘法大師の像がありました。

その横には、閻魔大王や奪衣婆(おばあさん)の姿も見られました。
以前、別のお寺で見た絵巻に、三途の川のほとりで奪衣婆が死者の衣服をはぎ取り、
懸衣翁(おじいさん)が木にかけ、そのしなり具合で罪の重さをはかる場面が描かれていたのを思い出しました。
印象に残っていた場面だったため、実際に像として目にできたことが特に心に残りました。
手水舎

フクロウや象のデザインで、かわいらしい印象でした。
花まつりの時期は花で彩られ、華やかな雰囲気でした。
本堂

本堂は、1044年に光慧上人というお坊さんによって建てられました。
現在の建物は、江戸時代の1766年に建て直されたものとされています。
梵鐘と鐘楼堂


梵鐘は江戸時代の1798年に作り直されたもので、銅でできた日本の伝統的な鐘です。
江戸・神田の職人によって作られ、川崎大師の鐘と同じ人の作品といわれています。
七ツ石

この石は、善無畏三蔵法師という僧がこの地を霊的な場所と感じ、祈りを込めて結界を張ったと伝えられています。
特に詳しい説明は見当たりませんでしたが、石の中央に立ち、願い事をしながら7つの石に順番に触れている方の姿も見られました。
花まつりと甘茶

4月8日はお釈迦さまの誕生日ということで、境内は花で華やかに彩られていました。
多くの方が甘茶をかけて、お釈迦さまの誕生をお祝いしていました。
これは、お釈迦さまが生まれたときに九頭の龍が現れ、甘い雨(甘露)を降らせたという伝承に由来しているそうです。
また、生まれてすぐに七歩歩き、右手で天を、左手で地を指して、「天上天下唯我独尊」(誰もが尊い存在である)と語ったと伝えられています。

甘茶もふるまわれており、初めていただきましたが、砂糖をたくさん入れたような甘さで驚きました。
お茶を注いでいる方に伺うと、天然の植物の甘さとのことでした。
よく来られる方はペットボトルを用意して持ち帰っている様子も見られました。
大岡川の桜

弘明寺から井土ヶ谷方面へ、大岡川沿いを歩きながら桜を見ました。
川沿いには多くの方がお花見を楽しんでおり、にぎやかな雰囲気でした。


すでに葉桜になっている木もありましたが、川には花びらが流れ、春らしい風景が広がっていました。

井土ヶ谷橋手前の桜はトンネルのようになっており、とてもきれいでした。

川の中には魚の姿も見られました。
ちょこっと休憩

弘明寺かんのん通り商店街を通り、いなせ寿司に立ち寄りました。
13時半頃に到着すると行列ができており、外で約20分待機したのち、名前を呼ばれて店内でさらに10〜15分ほど待ってから席に着きました。
店内では昭和の音楽が流れ、注文が入ってから職人の方が握ってくださいます。
多くの方がランチにぎりやランチちらしを注文されていました。


今回ランチにぎりのほか、金目鯛とかんぱちもいただきました。
一口目に食べた赤身の巻物が想像以上においしく、次に何を食べるか迷うほどでした。
ランチにぎりはあら汁付きで990円と、価格・味・ボリュームともに満足度が高い内容でした。
食べ終えた方の満足そうな様子や「うますぎる」という声にも納得しました。
お店情報
いなせ寿司弘明寺店
※支払いは現金のみです

